【最終兵器彼女】あらすじと登場人物・OVA・スピンオフ作品の紹介【アニメ版って面白い？つまらない？】

最終兵器彼女が名作かどうか

高橋しんのマンガ・最終兵器彼女。アニメ化・実写映画化もされ、王道セカイ系マンガとしていまだに多くの人から愛されている作品です。好きか嫌いか…賛否がはっきり分かれるアクの強い作品だけに、議論もなかなか盛り上がっています。

実写映画は本当にイマイチだったけど、アニメ版は音楽もよかったしそこそこみられる出来なんじゃないかなぁ。別に実写版が原作ブレイクしているってわけじゃないんですけどね。草彅剛のドラマ「いいひと」と比べるとだいぶマシ。

最終兵器彼女の登場人物

ヒロイン：ちせ＝ちせはかわいい。だが、のろい。チビだし気が弱い。おまけにドジっ子で成績も中の下。世界史だけが得意。口癖は「ごめんなさい」座右の銘は「強くなりたい」
主人公：シュウジ＝ちせの彼女。メガネ。ぶっきらぼうだが、素が出ると一人称が俺から僕になるｗ
アケミ：シュウジの幼馴染で、ちせの親友。シュウジに片思い。
アツシ：シュウジのクラスメイト。札幌空襲でケガをして難聴に。アケミに片思い。 テツ：自衛隊。ふゆみの夫で出征中。ちせに大きな影響を与える。
ふゆみ：テツの妻。シュウジが中学時代に、教育実習でやってきてシュウジとﾁｮﾒﾁｮﾒを…　寂しがりや。

最終兵器彼女の「あらすじ」（序盤のみ）

1．「ちせ」が度胸試しで以前から憧れていたクラスメート、シュウジに告白をする。シュウジがOKして付き合うことに。
2．なかなか上手く「恋人」らしいことができない二人。破局寸前までいくも、「約束の場所」展望台で最初からやり直すことに（0から恋人を始める、これから二人で好きになっていってみる試み）
3．これから幸せになるはずだった二人…　ちせとデートするはずだったシュウジはドタキャンされ、アツシたちと札幌に買物に行くが、そこで札幌空襲に遭遇する。敵機を撃ち落としている未知の兵器。それはシュウジの彼女、ちせだった。
4．「最終兵器彼女」！

もしも、自分の彼女が最終兵器だったら嫌だなぁ…そういう発想で描かれはじめた最終兵器彼女。深い設定なんかは不要なんです。セカイ系だし。世界大戦になって地球は滅びの運命を歩みはじめているけど、そんなのと関係なくちせとシュウジ、そして周りの友人たちは「青春」に頭を悩ませる。どうして戦争に…？なんて考えたらマケの世界ですｗ

OVAとスピンオフ

戦争の様子については、本編ではほとんど語られていませんが、OVA「最終兵器彼女 Another love song」で多少描写があります。

スピンオフとしては、3作品があります（いずれもマンガ最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で、に収録）。「世界の果てに君と二人で。あの光が消えるまでに願いを。せめて僕らが生き延びるために。この星で。」という物語があります。舞台・世界観は一緒ですが、ちせたちとはまったく関係のない二人の少年・少女たちが「旅」をするショートストーリー。

「LOVE STORY,KILLED.」は、アツシと思われる一人の狙撃手についての物語。少女と狙撃手の切ない恋ともいえるかどうか分からない短い物語。

「スター★チャイルド」は、最終兵器彼女の後の世界について語られている物語。「ちせ」の名が恐怖の神として残っている滅びた世界…　最終兵器彼女で滅びたと思われていた人類・地球のその後が知れる貴重な作品。